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夢のなかの小径

霊界の香り

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<ご挨拶にかえまして> 長らく、ご厚意により絵本作家、長内リエさんの作品を公開させていただきました。ここにあらためまして感謝を申し上げます。今回から新たに「あの世」をテーマにしたブログを開始いたします。しばらくは、リエさんの絵を挿絵として掲載させていただきます。夢と色彩に溢れる長内リエさんの作品世界をお楽しみください。

まずはじめにご紹介するのは、千葉県市川市にあった白光真宏会聖ケ丘道場での、在りし日、とあるお話である。
道場での細々した事務や五井先生やお弟子さんたちの世話をしていたある方が、ある朝、五井先生が会員さんたちの相談を聞いたり、お清めに使われる小さな和室に入ったところ、強い香りが鼻をついた。とっさに香水だと思ったそうだ。
その場に五井先生もおられたので「あらいやだ、五井先生。香水なんて」と言うと、
「香水じゃないよ。これは霊界の香りだよ」
とおっしゃったそうだ。

五井昌久先生の高弟である髙橋英雄先生のご著書を編集させていただくという望外の仕事をいただき、そのとき目にしたお話である。『五井せんせい』という本だ。

そのお話によれば、それは強い花のような香りだったという。

五井先生の『神と人間』によれば、私たち人間の本体とは、この肉体にではなく、神界にあり、同時に、霊界、幽界にも現われをもって同時に生きているのだそうだ。

わたしたちは、いわば、この世とあの世を同時に生きているということだ。

霊界に足繁く出入りして『霊界通信』なる大著を残したエマニュエル・スエデンボルグは、地球とは、広大な霊界の闇のなかにぽっかり浮かぶボールのようなもので、その小さなボールの空間は、霊界と肉体界とが奇跡的に混じり合っている世界だという。

その朝、霊界がそこに浸透してきて香り立ったのだろうか。

この世ならぬものを見たり聞いたりした話は、見るのも聞くのも脳の体験だから、脳が作り出した幻だ、といえばそれでもすむだろうが、私たちの脳はまだ、宇宙の輪郭さえ思い浮かべることができない未熟なものだ。

人と人が争い、奪い合い、殺し合う。

そんな未熟な脳の持ち主たちを、悲しむように今日も雨が降る。





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by ourfolks | 2018-09-21 19:00

夢のような話の世界に誘う語り
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